【自称進から抜け出せ】地方の自称進学校で精神を病むくらいなら、通信制高校へ転校するのもアリという話。
こんにちは!独学受験ラボの芹谷です。
「もう、学校に行くのが辛い」
この記事にたどり着いたあなたは、もしかしたら、そう感じているのかもしれない。
高い目標を掲げ、周りから浮くことを覚悟の上で、孤独に「内職」という戦いを続ける毎日。
そんなあなたの純粋な努力を、理解のない言葉で踏みにじる教師。
あなたの努力を「意識高っ笑」と冷笑する、同級生たちの冷ややかな視線。
それは、あなたの時間を奪い、可能性を削り、精神を蝕む「呪い」です。
僕も、あなたと全く同じでした。
独学で難関大学を目指し、ある日、先生にこう言われました。
「うちの高校のレベルが合わないと思うなら、学校から出ていけ」と。
この記事では、そんな僕が、なぜ「あの時、本当に学校を出ていればよかった」と今になって後悔しているのか。
そして、なぜ今の時代のあなたになら、「通信制高校への転校」が、逆転合格のための最高の“戦略”になり得るのか、その全ての理由をお話しします。
その環境は「ぬるま湯」か、それとも「毒の沼」か
まずは、あなたが今いる「自称進学校」という環境の、本当の恐ろしさを知ってください。
「みんなと一緒」
その環境の最も恐ろしい点は、「挑戦しないこと」が“普通”であり、“善”であるという、淀んだ空気感です。
「とりあえず、地元の国公立に…」
「MARCHなんて、夢のまた夢だよ」
そんな、低い目標設定が、教室の「当たり前」になっていませんか?
そのぬるま湯に浸かり続けることは、あなたの高い志を、気づかないうちにゆっくりと潰してしまう行為に他なりません。
“善意”の顔をした、教師からの「ドリームキラー」
そして、その空気の番人となっているのが、一部の教師たちです。
僕が進路相談をした時もそうでした。「一橋なんて、夢みたいなこと言うな。現実を見ろ」と。彼らは“善意”の顔で、あなたの夢を殺しにかかります。
なぜなら、足並みのそろわない挑戦は、彼らが作り上げた秩序を乱す、異物でしかないからです。僕が言われた「出ていけ」という言葉は、まさにその本音の表れでした。
「内職」は、本当に“唯一の”正解か?僕がたどり着いた、もう一つの答え
内職の代償、蝕まれる「精神」
そんな環境で僕たちが取れる唯一の抵抗が、「内職」です。
しかし、内職は万能ではありません。
常にバレないかと気を張り、時には罪悪感に苛まれながら勉強することは、あなたの精神を、確実に蝕んでいきます。
なぜ、僕は「転校」という選択肢に踏み切れなかったのか
実は僕自身、あまりの辛さから、角川の「N高等学校」の資料請求をしたことがあります。
しかし、当時はまだ、通信制高校に対する世間のイメージは決して良いものではなく、「学校から逃げた」と思われることへの恐怖と、親からの猛反対もあり、その選択肢を断念しました。
「もう少し、僕が強く、根拠を持って主張できていれば…」
それが、僕の受験における、数少ない後悔の一つです。
通信制高校が、今、あなたにとって良い選択肢となる理由
しかし、時代は変わりました。今は、通信制高校は独学受験者にとって、良い選択肢といえます。
「時間の絶対的支配者」になれ
転校すれば、あなたは、あなたの時間の「絶対的支配者」になります。
無意味な授業、興味のない学校行事。そういった、あなたの受験戦略に関係のない全てのことから解放されます。
朝9時から夕方4時まで、週5日。その膨大な時間を、全て、あなただけの参考書ルートを進めるために使えるのです。
精神的なノイズからの完全な解放
そして、これが最大のメリットです。
あなたの努力を認めない教師や、冷ややかな視線を送る同級生。そうした、あなたの集中力を削ぐ、全ての精神的な“ノイズ”から、完全に解放されます。
誰にも邪魔されない環境で、あなたは、ただひたすらに、自分の目標とだけ向き合うことができるのです。
通信制高校の「デメリット」と、僕が考える具体的な対策
もちろん、良いことばかりではない。しかし、覚悟があるなら、そのデメリットは全て対策可能です。
デメリット①:「学習習慣」は、本当に維持できるのか?
対策:監視されずとも「内職」ができるあなたなら、その心配は不要
学校の授業という監視された環境の中で、自分の意志で勉強を進められる「内職受験生」は、すでに通信制高校に最も向いている人材です。
僕自身、毎日、勉強記録アプリで全ての学習時間を記録し、決まった時間に、図書館の決まった席に座ることを自分との約束にしていました。
あなたがすでに、そうした自己管理能力の片鱗を持っているなら、何も恐れることはありません。
デメリット②:「孤独」になってしまうのではないか?
対策:「図書館」や「塾の自習室」を、あなたの新しい教室にせよ
家に引きこもってはいけません。日中は、図書館や、予備校・塾の自習室など、「外」に出て勉強するのです。
そこには、あなたと同じように、夢に向かって必死に努力している仲間がいます。言葉を交わさなくても、その空間に身を置くだけで、あなたの孤独は和らぎ、適度な緊張感を保つことができるはずです。
デメリット③:将来、就職活動で不利になるのではないか?
対策:全く心配ない。企業が見るのは「高校名」ではなく「大学名」だ
これも、多くの人が抱く不安かもしれません。しかし、断言します。全く心配する必要はありません。
なぜなら、日本の新卒採用において、企業が評価の対象とするのは、あなたの最終学歴、つまり「大学名」だからです。どこの高校を卒業したかで、有利・不利になることは、まずありません。
むしろ、逆です。もし面接で「なぜ、通信制高校に転校したのですか?」と聞かれたら、あなたは胸を張って「自分の目標達成のために、現状を分析し、最も合理的な手段を、自らの意志で選択し、実行しました」と自己PRにつなげることもできます。
まとめ:精神を病んでしまっては元も子もない。自分の人生のハンドルを握ろう
「学校を辞めるなんて、逃げじゃないか」と、誰かは言うかもしれません。
しかし、断言します。それは断じて「逃げ」ではない。
自分の目的(=第一志望校合格)を達成するために、現状の無駄を全てそぎ落とし、最短・最速の手段を合理的に選択する、勇気ある「攻め」の戦略なのです。
精神を病んでしまっては、元も子もありません。
あなたの人生は、あなただけのものです。学校の先生のものでも、親のものでもありません。
自分の人生のハンドルを、今こそ、その手に握りしめてください。
あなたの健闘を、心から祈っています。