【2025年最新版】第3回全統記述模試の問題傾向、平均点・偏差値60の目安を分析解説
こんにちは!独学受験ラボです。
夏休みが明け、いよいよ本格的な過去問演習に入る直前。
多くの受験生が、「今の自分の実力で、本当に出願して大丈夫だろうか?」という、期待と不安の入り混じった気持ちで受ける、非常に重要な模試。
それが、河合塾の「第3回全統記述模試」です。
この記事は、その重要な模試を、君が最大限に活用するための、データに基づいた、非常に戦略的な「模試攻略ガイド」です。
【はじめに】模試の判定を気にする前に知っておくべき、たった一つのこと
結論:模試の判定は、良くも悪くもあてにならない
本題に入る前に、最も重要なことをお伝えします。それは、模試の判定は、絶対的なものではないということです。特に、私立大学を第一志望にしている受験生にとっては、その傾向が顕著です。
僕が夏の「A判定」から、本番で大失敗したリアルな体験談
僕自身、第2回全統記述模試で、滑り止めと考えていた神戸大学の経営学部で「A判定」を取りました。正直、「これで安心だ」と油断した部分があったのは否めません。
しかし、結果として、僕は本番の共通テストで失敗し、A判定だったはずの大学に合格する点数を、取ることができなかったのです。
【全体像】第3回全統記述模試の出題科目・範囲・配点
まず、敵を知りましょう。第2回との最大の違いは、特に社会の出題範囲が「全範囲」になることです。いよいよ本番に向けた総力戦となります。
【英語】
出題内容:*リスニング、*中文空所補充、文法・語法、総合問題(2題)、英作文 (*は2題から1題を選択)
- 時間: 100分
- 配点: 200点
【数学】
数学Ⅰ型: 数学Ⅰ・Aの全範囲
- 時間: 80分
- 配点: 100点
数学Ⅱ型(文系): 数学Ⅰ・A・Ⅱ・B・Cの全範囲
- 時間: 100分
- 配点: 200点
数学Ⅲ型(理系): 数学Ⅰ・A・Ⅱ・B・Ⅲ・Cの全範囲
- 時間: 120分
- 配点: 200点
注意点: 数学C「平面上の曲線と複素数平面」、数学B「確率分布と統計的な推測」は範囲から除きます。
【国語】
現・古・漢型: 現代文2題、古文1題、漢文1題
- 時間: 100分
- 配点: 200点
現・古型: 現代文3題、古文1題
- 時間: 100分
- 配点: 200点
現代文型: 現代文3題
- 時間: 80分
- 配点: 150点
【理科】
▼理科基礎、理科本編
- 物理基礎・化学基礎・生物基礎・地学基礎: 全範囲
- 時間: 2科目で60分
- 配点: 各50点
- 物理: 物理基礎全範囲、物理(原子分野を除く)
- 化学: 化学基礎全範囲、化学全範囲
- 生物: 生物基礎全範囲、生物全範囲
- 地学: 地学基礎全範囲、地学全範囲
- 時間: 各60分
- 配点: 各100点
【地理歴史・公民】
▼地理歴史、公民
- 世界史・日本史・地理: 全範囲
- 時間: 各60分
- 配点: 各100点
- 倫理・政治経済: 全範囲
- 時間: 各60分
- 配点: 各100点
【平均点予測】偏差値50と60の具体的な目標点
次に、この記事の核心である「目標点」を解説します。 これは、河合塾が公表している2022年〜2024年の公式統計資料と、僕自身の受験時のデータを元に、僕が独自に算出したものです。
英語
【点数推移】
- 平均点(偏差値50): 2022年
78点→ 2023年73点→ 2024年66点 - 偏差値60到達点: 2022年
118点→ 2023年108点→ 2024年103点
【2025年目標点】
- 平均点(偏差値50)の目安: 65~75点 / 200点
- 偏差値60の目安: 103~113点 / 200点
僕の分析とワンポイントアドバイス: 近年、明らかに難化傾向が続いています。しかし、問題自体はオーソドックスで、バランスの良い良問が多いです。長文は2題とも評論文が続く傾向があるため、評論文の読解に慣れておきましょう。
数学Ⅱ型(文系数学)
【点数推移】
- 平均点(偏差値50): 2022年
59点→ 2023年58点→ 2024年63点 - 偏差値60到達点: 2022年
88点→ 2023年95点→ 2024年102点
【2025年目標点】
- 平均点(偏差値50)の目安: 57~65点 / 200点
- 偏差値60の目安: 90~100点 / 200点
僕の分析とワンポイントアドバイス: 平均点は比較的安定していますが、第2回よりも「小問集合」が難しくなる傾向があります。ここで時間を食うと、大問を解く時間がなくなるので注意が必要です。分野融合の総合問題も出題されやすいです。
国語(現・古・漢型)
【点数推移】
- 平均点(偏差値50): 2022年
74点→ 2023年82点→ 2024年76点 - 偏差値60到達点: 2022年
100点→ 2023年108点→ 2024年101点
【2025年目標点】
- 平均点(偏差値50)の目安: 72~80点 / 200点
- 偏差値60の目安: 100~110点 / 200点
僕の分析とワンポイントアドバイス: 英語と同様、オーソドックスでバランスの良い出題です。実力がそのまま反映されやすいと言えます。
社会(地理歴史)
【2025年目標点】
- 平均点(偏差値50)の目安: 30~40点 / 100点
- 偏差値60の目安: 50~57点 / 100点
僕の分析とワンポイントアドバイス: 出題範囲が全範囲になるため、多くの受験生が対策不足のまま臨み、平均点は低くなる傾向があります。私大向きの細かい知識を問う問題も多く、高得点を取るのは容易ではありません。
【体験談】僕はこの模試の結果を、どう「次の合格」に繋げたか
僕自身のリアルな成績と、その結果を支えた思考法
参考までに、僕がこの模試を受けた時の成績が、これです。

英語69.3、数学69.6、地理68.6。総合では67.1という偏差値でした。 B判定やA判定という結果以上に、僕がこの結果に手応えを感じた理由は、僕が立てた戦略通りに戦えたからです。
僕がこの模試に臨むにあたり、立てた目標はただ一つ。「取れるところを、1点もこぼさず、確実にかき集める」 これだけでした。
難問や、自分の知らない問題が出てきても、決して焦らない。
自分がこれまで参考書で完璧にしてきた、解けるとわかっている問題に全集中し、そこでのケアレスミスを絶対にしない。
この意識を徹底するだけで、驚くほど点数は安定します。
この模試の結果から、僕があぶり出した「最後の課題」
そして、この模試は、僕に最後の課題を突きつけてくれました。
それは、各教科でバランス良く高得点を取れているように見えて、その実、全ての教科で、まだ基礎的な部分に抜け漏れがあるという事実でした。
この結果を受け、僕は過去問演習と並行して、これまで使ってきた参考書の、特に間違えた部分だけを、本番直前まで、何度も何度も繰り返すという最後の勉強計画を立てたのです。
【戦略編】この模試結果を、どう「次の一手」に繋げるか
模試結果の「意味」は、国公立志望と私立専願で全く違う
この模試結果の「意味」は、あなたの志望校が国公立か、私立専願かによって、全く異なります。
あなたの立場に合わせて、次の記事を読んでみてください。そこには、君が取るべき、より具体的な戦略が書かれています。
まとめ:具体的な目標点が、君の「努力の質」を劇的に上げる
模試の判定という、漠然とした評価に一喜一憂するのは、今日で終わりにしましょう。 大事なのは、「偏差値60を取るには、あと何点必要か」「そのためには、どの分野を、どう勉強すればいいか」という、具体的で、実行可能な計画に落とし込むことです。
今回提示した目標点と、自分の結果を照らし合わせ、君だけの「課題リスト」を作成してみてください。
具体的な目標が、君のこれからの努力の「質」を、劇的に上げてくれるはずです。
応援しています!
【あなたはどっち?】
▼志望校に合わせて、最適な「模試との付き合い方」を知る
- 国公立大学を志望する君へ
「一発勝負」に近い国公立受験では、模試の判定はより重い意味を持ちます。しかし、それに振り回されないための、冷静な分析方法と戦略が必要です。
→【国公立志望者向け】E判定を「合格」に変える、正しい判定の使い方と復習法- 私立大学を専門に受ける君へ
結論から言います。模試の判定は、一切気にする必要はありません。君が信じるべき「たった一つの指標」と、模試の正しい使い方を解説します
→【私立文系向け】模試のE判定は無視でOK!過去問こそが全てである理由



