【基礎英作文問題精講の使い方】独学で英作文を得点源に変えた、僕の戦略的勉強法
こんにちは!独学受験ラボです。
「英作文って、何から手をつければいいか分からない…」
「独学だと、自分の書いた英文が合ってるか不安…」
多くの独学受験生が、対策が難しいと感じる「英作文」。
この記事では、そんな君が、英作文への苦手意識を克服し、確固たる「得点源」に変えるための、最強の一冊『基礎英作文問題精講』の、具体的な使い方について、僕の体験談を元に徹底解説します。
この記事を最後まで読めば、あなたはこの参考書のポテンシャルを120%引き出し、自信を持って英作文の学習を進められるようになります。
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始める前に確認!『基礎英作文問題精講』のレベルと前提条件
この参考書が独学の英作文対策で「これ一択」である理由
なぜ、数ある英作文参考書の中で、この一冊を僕は強く推奨するのか。
それは、この参考書が、『ドラゴン・イングリッシュ』の強力な例文暗記と、『英作文が面白いほど書ける本』の戦略的な思考法、その両方を融合させたような本だからです。
まさに、現代の英作文対策において、これ一冊で良いと言えるほどの決定版だと僕は考えています。
【必須】取り組む前にクリアすべき文法力と単語力
ただし、この本に取り組むには、絶対的な前提条件があります。
それは、盤石な「文法力」と「単語力」です。
- 文法力:具体的な目安としては、『英文法ポラリス1』を終え、その内容を他人に説明できるレベルに達している必要があります。
- 単語力:そして、少なくとも『システム英単語Basic』レベルの単語は、見た瞬間に意味が浮かぶ状態にしておかなければ、そもそも書くためのパーツが足りずに苦戦します。
この土台がないまま本書に進んでも、効果は半減してしまいます。
【最重要】志望校で変わる、2つの使い方ルート
まずは過去問で「自由英作文」の有無を確認せよ
この参考書を使い始める前に、必ずやってほしいことがあります。
それは、あなたの志望校の過去問を数年分見て、「自由英作文」が出題されるか、「和文英訳」だけなのかを確認することです。
【ルートA:自由英作文がある君へ】僕が実践した、最強の学習手順
多くの難関国公立、早慶レベルの大学を志望する君は、こちらのルートです。
STEP1:まず「後半(鉄則・論理表現編)」を、短期集中で終わらせる
僕の戦略的意図:
まず、自由英作文で必要となる「論理的な文章の組み立て方」という、答案全体の『設計図』を、短期集中で頭にインストールします。
このパートは知識を体系化しやすく、時間をかけずに終えるのが効果的です。
STEP2:次に「前半(例文暗記パート)」を、毎日コツコツ時間をかけて進める
僕の戦略的意図:
良い文章を書くための「パーツ」となる基本例文の暗記は、一朝一夕にはいきません。
毎日少しずつ、長期間かけて体に染み込ませていくのが、最も確実な方法です。
【現代の武器】AIを、君だけの専属添削講師にしよう
自由英作文の独学で最も難しいのは、客観的なフィードバックが得られないことです。
しかし、今の君には、僕の時代にはなかった最強の武器があります。それが、AIです。
書き上げた自由英作文をAIに見せて、
「あなたはプロの英語講師です。この自由英作文を添削し、より良い表現や論理構成を提案してください」
と指示してみてください。
AIは、君が納得するまで、何度でも解説をしてくれます。
【ルートB:和文英訳のみの君へ】最短で合格点を取るための学習手順
多くの地方国公立や、中堅私立大学を志望する君は、こちらのルートです。
「前半(例文暗記パート)」だけに、全集中する
僕の戦略的意図:
自由英作文が出題されないのであれば、後半の「論理表現編」は、今の君にとってはオーバーワークです。
それよりも、和文英訳で確実に点を取るための「基礎構文の例文暗記」だけに、全ての時間を集中投下しましょう。これが、合格への最短ルートです。
和文英訳の学習では、まず自力で英文を書いてみることが何よりも重要です。そして、模範解答と見比べた時、「自分のこの表現では、なぜダメなんだろう?」「こっちの単語でも意味は通じるんじゃないか?」といった疑問が必ず湧いてくるはずです。
AIに「なぜ違うのか」を質問しよう
そんな時こそ、AIの出番です。 自分の解答と模範解答の両方をAIに見せ、「この2つの英文の、ニュアンスの違いを教えてください」と質問してみてください。
AIは、人間では説明が難しい、単語や構文の細かなニュアンスの違いを、的確に解説してくれます。これを繰り返すことで、君の英作文の「解像度」は、飛躍的に向上します。
【具体的な勉強法】僕が実践した、例文暗記を最大化するコツ
旺文社アプリ「英語の友」で、スキマ時間に音声インプット
この参考書は、旺文社の公式アプリ「英語の友」で、全ての例文の音声を無料で聞くことができます。
僕は、通学中のスキマ時間に、この音声を聞き流すことで、耳からも例文をインプットしていました。
手を動かして、体に染み込ませる
音で覚えて、口で言えるようになった例文は、必ず一度、自分の手で書いてみましょう。
スペルミスなど、意外な弱点に気づくことができます。
付箋を使った、モチベーション維持術
なかなか覚えられない例文には付箋を貼り、完璧に覚えたら剥がしていく。
この「付箋が減っていく」という視覚的な達成感が、地道な暗記作業のモチベーションを支えてくれます。
『基礎英作文問題精講』に関するQ&A
どれくらいの期間で終わらせるべきですか?
A.
ルートA(自由英作文あり)の人は、後半パートを2週間〜1ヶ月で終え、前半の例文暗記は受験本番まで毎日続けるのがおすすめです。
ルートBの人は、2〜3ヶ月を目安に例文暗記を完璧にしましょう。
卒業の目安は?
A. 例文パートの8割以上を、日本語を見たらスムーズに英語で書けるようになったら、卒業です。
まとめ:正しい使い方で、英作文を最強の武器にしよう
『基礎英作文問題精講』は、あなたの英作文能力を飛躍的に高めてくれる、素晴らしい参考書です。
しかし、最も重要なのは、「自分の志望校に合わせて、やること・やらないことを決める」という、戦略的な視点を持つことです。
この記事を参考に、あなただけの最適な使い方で、苦手な英作文を、ライバルに差をつける「得点源」に変えてください。
応援しています!